近々結婚する予定があるんだけど、ポートフォリオにおける現金の割合はどれくらいがいいんだろう?
こんにちは!らくーん(@raccoon__FIRE)です。
20代のサラリーマン投資家です。
インデックス投資家の宿命-それは、
若いうちに入金力を上げること
です。
複利の効果を最大限に生かすためには、できるだけ余剰資金を残さずにインデックスファンドに投資していくことが重要です。
しかし、一方で20代サラリーマンに控える重要なライフイベント、それが結婚。
結婚は多くの人にとって人生における一大イベントなので、それ相応にまとまったお金が必要になります。
ここで20代投資家として悩ましいのは、
結婚資金としていくら現金をプールしておくか
という問題です。
できるだけ無駄なくインデックスファンドに資金を投入したいけど、結婚資金もしっかり準備したい…
合理的かつ効率的な投資家ほどこう思うはずです。
今回はこんな悩みを持った人に向けて、実際に結婚間近に控えた20代サラリーマンのぼくの考えを紹介していきます。
この記事を読むと分かること
- 20代の適正な結婚準備資金が分かる
- 結婚を控えたサラリーマンの適正ポートフォリオが分かる
それではさっそくみていきましょう!
【結論】結婚準備資金(現金)は200万円が妥当
結論から言うと、
一般的なサラリーマンの結婚準備資金は200万円程度が妥当
です。
結婚ってもっとお金がかかりそうだけど、ほんとにそれだけで足りるの?
ぼくが200万円が妥当と考える理由について詳しく解説していくよ!
「本当に結婚資金が200万円で足りるのか?」このように思う方は多いと思います。
結婚って人生における一大イベントですし、広告などを見るともっとお金がかかりそうな気がしますよね?
ですけど、冷静に考えた結果(もちろんパートナーとの相談が必要なのは言うまでもなく)、そこまで過度な準備は必要がないことが分かりました。
本記事では、ぼくが結婚準備資金は200万円でよいと考えた理由についてさらに詳しく解説していきます。
結婚で「出ていくお金」と「入ってくるお金」はいくら?
結婚にかかるお金を正確に把握するためには、「出ていくお金」と「入ってくるお金」を考慮する必要があります。
「結婚資金」とパッと聞くと、結婚指輪や結婚式、新婚旅行にかかる旅費など、出ていくお金のイメージが強いと思います。
しかし、ご祝儀や親族からの支援など入ってくるお金があるのもまた事実です。
- プロポーズ
- 顔合わせ食事会
- 結婚指輪・婚約指輪
- 結婚式
- 新婚旅行
- ご祝儀
- 親族からの支援
つまり、
このシンプルな方程式を解けば、自分がどのくらいの現金を用意しておけばよいのかがイメージできます。
それでは、実際にどれくらいのお金が出て、どれくらいのお金が入ってくるのでしょうか?
実際に計算してみよう!
結婚で出ていくお金は約470万円
まずは出ていくお金から見ていきましょう。
下の表はゼクシィホームページから引用したものです。
婚約~結婚~新婚旅行までにかかった費用は平均して469万2,000円とあります。
みんなけっこうお金かけてるんだねぇ…
内訳を見ると特に結婚式に占める割合が362万3,000円と多くなっています。
コロナ禍における結婚式でもこれだけの規模感でやっているのか、少々疑問に思うところではありますが、世間一般では300~400万円ぐらいは結婚式に惜しみなくお金をかけるのが常識なようです。
ちなみにぼくは結婚式はまだやっていませんが、婚約指輪と結婚指輪はすでに購入済みです。
購入価格はそれぞれ婚約指輪が約40万円と結婚指輪が約30万円でした。
ですので、引用したゼクシィの表はある程度妥当なんだと思います。
ということで、ひとまず
とおきましょう。
結婚で入ってくるお金は約220万円~400万円
次に入ってくるお金を見てみましょう。
こちらもとある結婚情報サイトからの引用です。まずはご祝儀について。
いただけるお金の一つがゲストからいただくお祝い金であるご祝儀。
こちらの平均値は、同じく「ゼクシィ首都圏 トレンド調査2019年版」では約224万円で、友人は約3万円、上司は約5万円、親族は約6万円という内訳になっています。
https://tokihana.net/articles/12667/
ご祝儀は平均して約224万円もらえることが分かりました。印象としては意外と多いですね。
ただ、結婚式の規模や招待するゲストの数などによってかなり変わってくるようなので、このあたりはあくまで「目安」と考えた方がよさそうです。
次に親族からの支援についてです。
加えて親族から何かしらの支援金をいただく方は、全体の75%程で平均値は170万円程。
これは両家によって違いがありますしふたりの考え方によっても変わるので、一度相談してみるといいでしょう。
https://tokihana.net/articles/12667/
親族からの支援はなんと平均値は170万円と高額に。さらに75%の人が親からの支援を受けているんですね。これは結構驚きました。
ご祝儀と合わせれば、入ってくる額は400万円弱に。
もはや結婚式挙げても黒字で終えられそう。
親からの支援が手厚い人は、むしろ「結婚式をやったらプラスになった」みたいなことがあり得るかもしれません。
ということで、
ということで計算していきましょう。
結婚にかかる自己負担金は70万円~250万円
データが出そろったところで先ほどの計算式に戻りましょう。
この式に数字を当てはめていきます。
結婚に伴う自己負担金は70~250万円と出ました。
親からの支援があるかないかによって、また結婚式の規模によっても変わってくるとは思いますが、おおむね一般人の用意すべき金額が分かったと思います。
Twitterの人生の先輩方は実際どれくらいかかった?
いやいや、らくーんよ、平均値を出すのはわかるけど、実際ほんとにみんなそれくらい使ってるの?
こんな風に思った人はいないでしょうか?
安心してください。ぼくがTwitterで結婚に関するツイートをつぶやいたところ、ご親切に人生の諸先輩方がさまざま教えてくれたのでそれもあわせて紹介します。(回答いただいた皆さん、ありがとうございました!)
先輩方の実体験からも、だいたい結婚式の持ち出しは100万円~200万円前後であることが分かります。
そうすると、先ほど出した70~220万円という数字もあながち間違いではなさそうです
結婚を見据えた20代サラリーマンのポートフォリオ
では、実際に結婚を見据えた20代サラリーマンはどのようなポートフォリオを組むのがよいのでしょうか?
実際に結婚を控えたぼくのポートフォリオを紹介します。
画像は2021年7月時点でのぼくのポートフォリオです。
結婚資金は200万円、それとは別に生活防衛資金を130万円銀行口座にキープしています。
基本的には結婚資金の200万円で結婚にかかる費用をやりくりするつもりですが、最悪足りなくなった場合は生活防衛資金でカバーします。
ぼくは一度買ったインデックスファンドは絶対に売らないと決めているので、ETFや投資信託を現金化することは考えていません。
結婚というライフイベントを見据え、しっかりと流動性の高い現金を手元に確保しておくことによって、安心して投資をすることができます。
結婚を控えた20代インデックス投資家は、一時的に現金の保有比率を増やすなどして防御力を高めつつ、堅実に投資を継続していくのがいいと思います。
まとめ:結婚資金は200万円を一つの目安に
ここまでの内容をまとめていくよ!
- 「結婚で出ていくお金」は約470万円
- 「結婚で入ってくるお金」は約220~400万円
- 「結婚に必要なお金」は差し引き70~250万円
- 結婚資金は投資資金と分けて、長期目線で堅実な運用を!
価値観が多様化する現代、若い人ほど結婚に関しては賛否両論あると思います。
しかし、個人的には結婚や家庭には「お金では測れない幸福度」を高めてくれる効果があると思います。
結婚式で財布のひもがゆるみ、浪費しすぎるのはよくありませんが、かといって今後添い遂げるパートナーとの門出でけちになりすぎるのもよくありません。お金は使って初めて効果を発揮します。地獄までは持っていけません。
消費と費用対効果のバランスをしっかり見極めつつ、お互いにとって素敵なイベントにしていければいいなあと思います。
それでは、らくーんでした。また!