マネーフォワードの新機能、資産詳細画面の使い勝手は?
今回はこんな人に向けた記事です。
マネーフォワードが新機能を追加
4/11、マネーフォワードから新機能が追加されました。
その名も資産詳細画面。
資産の評価額と基準額が比較できるようになったり、前日からの値動きが分かるようになったりと、一つ一つの個別銘柄に対してより細かく情報を見ることができるようになります。
マネーフォワード MEのiOS版アプリVer.15.0.0、Android版アプリVer.15.0.0から、プレミアムサービスとして、個別の資産について詳しい情報を見られるようになりました。
たとえば、お持ちの株式の銘柄ごとの前日からの値動きを確認したり、これまでの運用成果をチェックしたりと、より細やかな資産の把握に使えます。
マネーフォワード-新機能-資産詳細-株式-外貨-投資信託など-画面が登場-
なお、この機能が使えるのはプレミアムサービスのみ。
ぼく自身もプレミアムサービス会員のため、さっそくこの機能を使ってレビューをしてみることとします。
新機能は主に3つ
マネーフォワードのホームページを見たところ、新しくできるようになったことは主に3つです。
- 評価額と取得価額の比較
- 前日からの値動きの確認
- 米ドル表示と円表示をワンタップで切り替え
ぱっと見ではいろんな情報を見れるんだなぁという印象。
さて、実際のところはどうなんでしょうか。
実際のぼくの資産管理画面を見ながら解説していきます。
①評価額と取得価額の比較
一つ目の機能から見ていきましょう。
まずは評価額と取得価額の比較機能からです。
株式や投資信託などの資産では、資産の評価額(残高)に加えて、取得価額(元本、投資額)の推移をグラフで確認できます。
2本の線を見比べることで評価損益の動きがわかるので運用の成果を直感的に把握でき、売買による増減と価格の変動による増減を簡単に見分けられます。
マネーフォワード-新機能-資産詳細-株式-外貨-投資信託など-画面が登場-
マネーフォワードによると、運用の成果を直感的に把握できるとのこと。
実際のところはどうでしょうか。
これは実際にぼくがつみたてNISA口座で積み立てているemaxis slim S&P500の資産管理画面です。
上のグラフでは、黄色い線が評価額、グレーの線が取得価額を表しています。
「運用の成果を直感的に把握できる」と言われればなるほど、「コロナショックではけっこう元本割れしたんだなぁ」とか「2021年からは買い増ししてないけど資産が伸びてるなぁ」とかは直感的に分かります。
ただ、結局それぐらいの感想しか持てません。
米国株強いなぁ~ってのが分かるぐらい。
ほとんどのインデックス投資家は
売らずに10~20年ホールドし続ける
という戦略をとっていると思います。
だから正直あんまり役に立ちません。
別に直近含み損だろうが含み益だろうが続けていくのがインデックス投資です。
日々の値動きに左右されるようじゃかえってこの情報は毒になります。
短期投資家の方には役立つかもしれませんが、長期投資家に役立つかと言われれば正直微妙なところです。
②前日からの値動きの確認
二つ目の機能は「前日からの値動きの確認」です。
マネーフォワードでは資産クラスごとの日々の値動きの確認はできていたのですが、個別銘柄ごとの値動きは確認できませんでした。
今回はその機能が追加されました。
さっきの画像で言うとこの部分です。
保有している投資信託全体の値動きとは別に、S&P500だけの値動き、オルカンだけの値動きを個別に確認できるようになりました。
これに対する評価ですが、一つ目の機能と同じ理由で長期投資家にはあまりいらないなと思います。
別に日々の値動きを見て売買しているわけじゃないからです。
基本的に
インデックス投資家は常に買い時
だと思っています。
資産をできるだけ長くリスクにさらした方が、将来的に資産が増える確率が高まるからです。
なので、
昨日かなり下がったから今日買おう!
みたいな使い方はあまりよくないです。
もしそういう買い方をしているのであれば、あまり日々の値動きをチェックしない方がいいかもしれません。
投資判断に役立てるというよりは、
へ~こんな値動きしてるんだな。
ぐらいにしか使えないかなぁというのが正直な感想です。
③米ドル表示と円表示をワンタップで切り替え
三つ目の新機能が米ドル表示と円表示をワンタップで切り替えです。
VT、VTI、VYMなどの米国ETFを持っている場合、円建ての資産額とドル建ての資産額を表示できます。
ぼくもVTを持っているので、この機能を使うことができました。
実際の画面はこちら。
左が円建ての資産額、右がドル建てでの資産額です。
うーん、違いが分かるような、分からないような。
今は1ドル125円台なのでかなり円安のはずなんですが、あまり違いが見て取れません。
ぼくの見方が悪いのか💦
いずれにしても、この機能についても「あったら使うけど、別にマストではないなぁ」と思います。
ぼくの場合、今持っているVTを取り崩すのはどれだけ短くても5年後ぐらいを想定してます。
今が円安ってのは分かりますが、それが分かったところで別に投資行動は変えない…
この切り替え機能に関しても、正直長期投資家には不要かなと思います。
【結論】この機能のために課金する必要はナシ
ということでマネーフォワードプレミアムの新機能、資産詳細画面をレビューしてきました。
総括すると、
使える機能が増えたのは便利だが長期投資家にはぶっちゃけ不要
ということです。
この機能だけのために課金するのはおすすめしません。
まとめ:プレミアムの契約は慎重に
ここまでの内容をまとめます。
- マネーフォワードプレミアムに資産を詳細に見れる機能が追加
- 主な追加機能は3つ
- 評価額と取得価額の比較
- 前日からの値動きの確認
- 米ドル表示と円表示をワンタップで切り替え
- 長期投資家には微妙な機能が多い
以上となりました。
マネーフォワードプレミアムはかなり便利ですが、月々500円という固定費がかかります。
マネフォプレミアムは便利は便利ですが、月500円という固定費がかかっちゃうのはまぎれもない事実。
契約する方は本当に自分に必要か?としっかり自問した方がいいですね。
ちなみにぼくは、
- 家族の資産をまとめて管理できること
- 口座を10以上連携できること
- アセットアロケーションを一目で確認できること
からマネーフォワードプレミアムを使っています。
実際に2年以上プレミアムを使い、社会人5年目で1,000万円の貯蓄に成功しました。
実際にサービスを使ってきたから言えることですが、マネフォプレミアムは
- 家計管理を本気で頑張りたい人
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すべての資産形成の基本は家計管理にあり。
足元の支出からコツコツ見直していきましょう。
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