【FIREの民必見】FIREにはいくら必要？何年かかる？

だいぶ昔になりますが、Twitterを始めたばかりのぼくはこんなツイートをしていました。

これは自戒を込めてツイートするんだけど、『FIRE』って言葉が陳腐化してきてるような気がする。

・いつまでに
・どのくらいの利回りで
・どのようなポートフォリオで
・いくら用意するか

これを明確に答えられる人って、1割もいないんじゃないかな。

自分もなんとなくで使ってたなあFIREって言葉

— らくーん@20代まったり投資家🔰 (@raccoon__FIRE) July 22, 2020

みなさんは、この４つの質問に答えられますか？

意外とこんな人って多いのではないでしょうか？

自分が目指しているものなのに、具体的なゴールが見えない状態というのは正直かなりマズいです。

そこで今回は、FIREに必要な具体的な金額や、必要な期間・投資利回りなどを調べた範囲でお伝えします！

FIREを目指す人にとって、必ず役に立つ内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください！

それではさっそく見ていきましょう！

結論：FIREには最低でも１億円は必要

結論から言います。

FIREするためには最低でも1億円が必要

になります。

FIREは最近かなり流行ってきた概念で、TwitterのフォロワーさんでもFIREを目標にしている人は多いように思います。

しかし、ぼくが調べた限りでは、「完全なFIRE」を達成するためには１億円の元金が必要という結論に至りました。

しかも「最低でも」なので、

と思う人はより大きい金額が必要になります。

では、１億円必要という根拠はどこから導き出したのでしょうか？

その根拠について順に説明していきます。

FIREには最低１億円！その根拠は？

「１億円が必要！」という結論の根拠には、「４％ルール」というものがあります。

つまり、

毎年４％以上の投資利回りで運用し、その４％で生活すれば元本を減らさずに済む

ということです。

元本には手を出さないので、投資利回りが４％を下回らない限り、ずっと運用益で生活していくことができます。

これが「４％ルール」の考え方と、FIREには１億円が必要という根拠です。

次に、生活様式別のFIREシナリオについて見ていきましょう。

２パターンのFIREシナリオ

FIREと一口に言っても、引退後の生活をどの程度のレベルにするかで想定するシナリオが変わってきます。

という人にとっては、投資元本は１億円、もしくはそれ以下でも十分かもしれません。

一方で、

という野心ある人にとっては、元本が１億円では到底足りません。

今回は、２パターンのFIREシナリオを比較してみましょう。

Lean FIRE

１つ目のFIREスタイルは、「Lean FIRE」です。

「lean」には「ぜい肉の取れた、体が締まった」という意味がある通り、「Lean FIRE」とは、自分の生活の無駄を切り落とし、本当に必要なものだけでシンプルに生きることを目指したFIREです。

この場合、用意しなければいけない元本は１億円程度になるかと思います。

元本1億円×年間利回り4％＝400万円/年

ですので、基本的に年間の生活費を400万円以下で抑えられる人が目指すべきライフスタイルになります。

月にすると30万円ちょっとです。

Lean FIREの生き方はミニマリストそのものです。

家賃の安い家に住み、質素な食事を楽しみ、車は所有せず、贅沢は基本的にしない。

これらの生活に幸せを見出せる人でなければ、長続きしなさそうです。

Fat FIRE

２つ目のFIREスタイルが「Fat FIRE」です。

「Fat」には「太った」という意味がある通り、「Fat FIRE」とは、リタイア後も生活水準を下げたくない！というわがまま向けのFIREです。

Lean FIREより贅沢な生活を望むわけですから、当然必要な投資元本は大きくなります。

想定する生活レベルにもよりますが、用意しなければならない元本は1億〜5億円程度でしょうか。

元本3億円×年間利回り4％＝1,200万円/年

このあたりがひとつの基準となってくるでしょう。

年間1,200万円なので月の生活費がだいたい100万円ですね。

こうなればそこそこいい家に住めますし、趣味に興じるのもOK。旅行に行ったりもできますね。

ただ、元本が３億円といきなりかなり非現実的な金額になってしまいました。

完全なFIREじゃないけど…もうひとつの選択肢

「最低でも1億円」と聞いて、「自分には到底無理だ…」と感じた方も多いのではないでしょうか。

確かに、普通のサラリーマンではなかなか手が届く額ではないですよね。

ただ完全なFIREとは違いますが、もう少し実現可能性の高いFIREの形があります。

Barista FIRE（サイドFIRE）

３つ目に紹介するFIREスタイルが「Barista FIRE」です。

「Barista FIRE」は、好きな仕事をしながらもFIREを目指す形です。日本では「サイドFIRE」というほうがなじみがあるかもしれません。

この「Barista」というのは、コーヒーを淹れるあの「バリスタ」のことですね。

比較的ストレスフリーな仕事としてのイメージがあるので、このような名前が付けられたのでしょうか。

「Barista FIRE」のメリットは、大きく３つあると思います。

これらは他のFIREスタイルにはないメリットです。

例えばBarista FIREの場合、年間200万円をバリスタ（好きな仕事）で稼げれば、

元本5,000万円×年利4％＝200万円/年
不労所得200万円＋労働収入200万円＝400万円

と、半分の元本で達成できます。

今まで紹介してきたFIREの形よりはかなり現実味がありそうです。

5,000万円達成に必要な期間・入金力は？

では、具体的にBarista FIREで必要となる5,000万円を貯めるためには、

• どのくらいの期間
• どのくらいの入金力

が必要になるのでしょうか。

仮に50歳をめどにFIREをしたいと考えるとしましょう。

ぼくを例に出すと、今の年齢は26歳なので投資可能期間は約25年間です。

これを用いて楽天のサイトでシュミレーションしてみましょう。

リターンを4％として計算すると、5,000万円貯めるには『毎月97,252円≒10万円』つみたてる必要があることが分かりました。

みなさんはどう感じたでしょうか？

提案：FIREの先人からヒントを得よう

ここまで記事を読んできて、このように感じた方は多いのではないでしょうか？

自信を失わないでください。

今までのシミュレーションは、あくまでぼくがはじき出した机上の空論です。

世の中にはFIREを達成し、その知識を本にして出版している先駆者が多数います。

その先駆者たちの「FIREに至るまでの考え」や「FIRE達成のコツ」をぜひ活用するべきです。

以下にFIRE関連のおすすめ本を紹介します。

FIREを本気で目指す人はぜひ手に取ってみてください。

まとめ

この記事を読んで、FIRE達成のための具体的に必要な金額をわかっていただけたと思います。

この数値を具体的な目標として掲げ、日々の節約や資産形成に力を入れていきましょう！

それでは、らくーんでした。また！